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絵の教室/安野光雅
¥400
出版:中央公論新社 発売:2005年 定価:980円+税 新書サイズ・210ページ ================== 天使がラッパを吹きながら空を舞う天国を、画家はどうやってリアリティを持たせて描くのか? 遠近法や陰影といった技術面だけでなく、想像(創造)力の源についても触れています。 たくさんの有名絵画が写真で登場し、筆者自身のスケッチ・実際に絵を描いている様子の写真も見れる。安野ファンはもちろん、読書が苦手な方も見て楽しめる一冊となっています。
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東京藝大 仏さま研究室/樹原アンミツ
¥350
出版:集英社 発行:2020年 定価:680円+税 文庫サイズ・336ページ ================== 2浪、3浪は当たり前、時には10浪以上の学生も……パンダと桜で賑わう上野公園に隣接する東京藝術大学。通っている学生も教授も少し変わった人ばかり。そんな東京藝大で、仏像の保存について研究する通称「仏さま研究室」の修了課題は、なかなか過酷で学生泣かせだ。様々な思いを抱え、真心を込めながらも、「模刻」に悪戦苦闘する学生たちを描く、クスっと笑えてグっとくる青春ストーリー。
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新しい分かり方/佐藤雅彦
¥900
出版/中央公論新社 発行/2017年 定価/1900円+税 ハードカバー・268ページ ================== CMから「ピタゴラスイッチ」、東京芸大での教育・研究まで、「分かる・伝える」を追究してきた著者。10年かけて、まったく新しい本ができました。 【著者 佐藤雅彦さんから】 みなさんは、生きていて、何が一番うれしいですか。 この質問に対しての私の答えは、……ちょっと変わっているかもしれません。私は、自分が生きてて、一番うれしいこと、つまり、一番のやりがいのあることは、「ひとに何かを分かってもらうための新しい手法を考え出す」ことなのです。 こどもたちに、この世の中には、こんな面白い考え方ややり方がある、ということを分かってもらうために、ピタゴラスイッチを作ってきました。アルゴリズムっていう面白い考え方を分かってもらいたくて、「アルゴリズムたいそう」や「アルゴリズムこうしん」を考え出しました。一対一対応という考え方を理屈ではなく分かってもらうために、「おとうさんスイッチ」を生み出しました。他にも、経済の本質というものを分かってもらいたくて、「経済ってそういうことだったのか会議」を企画し、竹中平蔵さんと作りました。25年ぐらい前には、サントリーのモルツやTOYOTAのカローラIIや、NECや湖池屋などのTV-CMを作っていましたが、それらも、商品名や商品特徴やキャンペーン名を分かってもらう新しい手法には、どのようなものがあるのかを研究開発したくて行っていたのでした。 私は、ひとが何かを分かるとき、小さな『生きててよかった』が生まれると思っています。例えば、サンドウィッチを食べながらコーヒーを飲んだら、苦手だったコーヒーのおいしさが分かった時、積分の基本的な考え方が教科書に載っていた部分求積法で分かった時、HMVというレコード屋さんの名前が “His Master's Voice" から来ていて、あの犬のイラストの物語が分かった時、などなど……。 そして、分かった瞬間には、満足感と爽快感が混じり合った、なんとも言えない気持ちよさが得られます。つまり、自分が生きがいとしてずっとやってきた、分かってもらうための新しい手法の探求は、生きててよかったを生むための手法の探求でもあったのです。 この『新しい分かり方』という書籍には、幾十もの「分かってうれしい」「分かって腑に落ちる」が入っています。同時に幾十もの「分からないけど、なんかうれしい」「分かるけど、なぜ分かるんだ」も入っています。他にも、「分からないけど、この分からなさはなんか初めてだ(これを「新しい分からない方」と呼ぶ)」もあります。 どうか、手に取って、『新しい分かり方』の数々を心ゆくまで確かめてください。そして、あなたの内に、新しい表象が立ち上がるのを確かめた後には、随筆も読んでみてください。「新しい分かり方」を体験したあなたに読んでほしい随筆を6編書き下ろしています。一冊の本の中に、作品の体験とその体験を共有した読者のあなたに向けての随筆があるという今までにないメディア・デザインです。この本にしか存在しない空間を是非、享受していただきたいと思います。
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いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画/原田マハ
¥500
出版:集英社 発行:2017年 定価:900円+税 新書サイズ・256ページ ================== 一枚の絵画に秘められた、強烈な力。何もかも変えてしまうほどの革新的な表現。抜きん出た技術。美術史を大きく転換するほどの先見性。そういった個性をもつ絵画を「絶対絵画」と名づけて紹介する。 掲載作品……ピカソ『アヴィニヨンの娘たち』『ゲルニカ』、ジョット・ディ・ボンドーネ『聖フランチェスコの伝説』、ボッティチェリ『プリマヴェーラ』、モランディ『ブリオッシュのある静物』、ゴヤ『1808年5月3日』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』、セザンヌ『セザンヌ夫人の肖像』、マネ『バルコニー』、モネ『睡蓮』、ドガ『エトワール』、ゴッホ『星月夜』、クリムト『アデーレ・ブロッホ=バウワアーの肖像I』、マティス『ダンス』、ロスコ『シーグラム壁画』、ルソー『夢』、ビアズリー『おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン』、マレーヴィチ『黒の正方形』、ポロック『No.1』、ムンク『叫び』、東山魅夷『道』など、全26点。
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アイデア特別編集 good design company1998-2018/水野学・アイデア編集部
¥1,000
出版/誠文堂 発行/2018年 定価/3080円 18.2 x 25.7 cm・223ページ ================== クリエイティブディレクター水野学が主宰する「good design company(以下gdc)」は2018年で設立20周年を迎えます。 gdcはこれまで数々の企業ブランディングを手がけながら、グラフィックデザインや広告デザインなどジャンルを問わず、広くブランディングの領域を拡張し、独自のデザイン哲学を築いてきました。 本書はその膨大な仕事の軌跡をヴィジュアル中心に紹介するgdc初の大型作品集です。 熊本県公式キャラクター「くまモン」や、中川政七商店、相鉄グループなどgdcの代表的な仕事を軸に、時系列で作品を掲載。 gdcの仕事を振り返るとともに、国内のデザインやブランディングの流れを垣間見ることのできる一冊です。
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ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑/柴山元彦
¥1,400
出版/創元社 発行/2015年 定価/1650円 12.9 x 1.3 x 18.9 cm・159ページ ================== ルビー、サファイア、ガーネット……。 憧れの鉱物や宝石は、じつは近くの川原や海辺で簡単に見つけられるのをご存知ですか? 本書は、水辺で見つかる色とりどりの鉱物・宝石を、 見比べやすい原石のままの姿で紹介する、まったく新しい石さがしガイドブックです。 鉱物図鑑やアクセサリーでは、 よく磨かれて発色もよい美しい結晶を目にすることが多いと思いますが、 実際に川原や海辺で見つかる時には、ひと目でそうとはわからないような 石や粒であることがほとんど。 母岩を割ってみたり、川砂利を漉してみたり、 磁石で集めてみたり…見つけ方にもコツが必要です。 本書では、著者が長年の石探しの経験を活かして、 石探しをしやすい全国23ヶ所のスポット地図つきで紹介。 各スポットごとに、見つかりやすい鉱物や探す際のポイントを丁寧に解説しています。 鉱物の写真は、そのほとんどを拾った時のままの姿で掲載し、 実際の石探しでも比較して参考にできるようになっています。 第一巻では、川原や海辺で見つかる代表的な鉱物34種の図鑑に加え、 集めた鉱物の見分け方や、そもそも鉱物がどのようにできるのかという地学講座、 持ち帰った石の磨き方まで、石探しの基礎を徹底解説しています。
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ミステリアス世界遺産/アフロ
¥800
出版/パイインターナショナル 発売/2015年 定価/1800円+税 128ページ ================== ミステリアスな逸話が残るイースター島やヨーロッパの古城、見た目が摩訶不思議なナスカの地上絵、クジラ進化の空白を埋めた化石が発見されたエジプトのクジラの谷、神秘的な気分になれる黄龍の色彩七変化など、今まで知っていたはずの世界遺産の見方が変わる1冊です。
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美術空間散歩/青野尚子・シヲバラ タク
¥500
出版/エスクアイア マガジン ジャパン 発行/2006年 定価/1600円+税 128ページ ================== 美術館を訪れる人々を魅了するのは、所蔵・展示される作品だけではなく、その歴史・建築・環境が作り出す「空間」である。そんな視点に立って、雑誌「エスクァイア日本版」で全国のアートスポットを紹介してきた好評連載「美術空間散歩」を1冊にまとめた、アートをより深く愉しむ人のための実用的ガイド本。
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世界のかわいいパン/井上好文
¥800
出版/パイインターナショナル 発売/2015年 定価/1600円 192ページ ================== 45店、約80種のパンで旅する世界の食文化 ヨーロッパ、アジア、日本まで。世界のパンの「美しさ」「かわいさ」を通じて、パンにこめられた文化的な背景を写真とイラストで楽しく伝えます。ご紹介する世界の代表的なパンは、都内近郊で購入できるものが中心。パン屋巡りの参考書としてもご活用いただけます。
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地域発ヒット商品のデザイン
¥600
出版/パイインターナショナル 発行/2014年 定価/3800円 384ページ ================== 消費者の心をつかむ、おみやげもの・特産物が大集合! 日本全国、その土地のおみやげものや特産物は数多く存在します。 たくさんの商品の中から、観光客をはじめとした消費者に手にとってもらえる商品は何が違うのか?! 本書では、パッケージのデザイン・ネーミング・商品コンセプトなどクリエイティブの力で売上げを伸ばし、話題となっている全国のおみやげものや特産物を紹介します。
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ニッポンのマンガ・アニメ・ゲームfrom 1989/メディア・ア-ト国際化推進委員会 編
¥800
出版/国書刊行会 発売/2015年 定価/2315円+税 375ページ ================== 手塚治虫が没した1989年から現在までの25年間に焦点をあて、複合的メディア表現として深化している日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展望し、150作品・300点以上の図版でその魅力をたどる。
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ゲームさんぽ 専門家と歩くゲームの世界/いいだ・なむ
¥1,600
出版/白夜書房 発行/2022年 定価/1980円 14.8 x 1.8 x 21 cm・336ページ ================== 総再生数6000万回超! 話題沸騰の動画シリーズがついに書籍化! 専門家が独自の視点でゲームの世界を語りおろすYouTubeの人気ゲーム実況シリーズ「ゲームさんぽ」。これまでには『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』×気象予報士、『天穂のサクナヒメ』×お米ソムリエ、『あつまれ どうぶつの森』×美術館学芸員など、さまざまな動画が公開され、大きな反響を集めてきた。ゲームファンから支持されるだけでなく、新たな学びの入り口として、大学関係者などからも注目されるプロジェクトだ。 「ゲームの価値」を多面的に捉え直す 初の書籍化となる本書では、制作チームが人気企画の裏側を語りつつ、専門家10名とともに「ゲームで遊ぶことの価値」についてゆるく、ざっくばらんに議論していく。扱うテーマは、気象、建築、景観デザイン、歴史、天文、登山、精神医療、法学、メディア論など。 現代社会のあらゆる場面でますます重要な存在になっていく「ゲーム」との向き合い方を、あせらず、多面的に考えていくための一冊。 フルカラー336ページで、図版資料や専門用語の解説も豊富に掲載。 目次 第1章 ゲームさんぽの誕生 (1)すべては3歳児のよそ見から始まった (いいだ、なむ) (2)ゼルダの伝説×気象予報士の背景(石原良純/気象予報士) (3)さんぽ者の系譜 よそ見をする人の文化小史(いいだ) 第2章 ゲームの世界の「体験」 (4)建築・景観(倉方俊輔/建築史家、八馬智/景観デザイン) (5)歴史(藤村シシン/古代ギリシャ研究家) (6)自然(永田美絵/プラネタリウム解説員、秋本真宏/歩荷) (7)CGアーティストに聞く最先端のゲームづくり(榊原寛/CGアーティスト) 第3章 ゲームと人間社会 (8)心理(名越康文/精神科医) (9)法律(水野祐/弁護士、法律家) (10)物語を遊ぶゲームメディア(ドミニク・チェン/情報学研究者) 終章 (11)ゲームさんぽ 遊びと勉強のあいだで(なむ) (12)10人の専門家が選ぶ 入門ブックガイド
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考えの整頓/佐藤雅彦
¥900
出版:暮しの手帖社 発行:2011年 定価:1600円+税 ハードカバー・288ページ ================== NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』、『0655/2355』などを生み出し、また、東京藝術大学大学院映像研究科教授でもある著者の、『暮しの手帖』大人気連載「考えの整とん」が単行本になりました。 ともすると見過ごしがちな、日々の不可解なことを独自の分析で考察した27篇です。 誰も考えもしなかった物事の本質にじっくりと迫り、思いもよらない考え方をハッと気づかせてくれる、面白くて鋭い名文の数々です。
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絵本のなかを旅するようなかわいい世界の村/藤岡功
¥800
出版:エムディコーポレーション 発行:2018年 定価:1800円+税 24.2 x 18.2 x 1.08 cm・160ページ ================== まるで絵本の中に迷い込んだ様な可愛らしい風景を美麗な写真でお楽しみいただけます。 大自然と調和した村での静かな暮らしに想いを馳せたり、 お菓子のようなカラフルで可愛らしい街並みや、歴史の重みを感じる荘厳な建物など、 見ているだけで心がワクワクするかわいい風景満載です。
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世界をまどわせた地図 伝説と誤解が生んだ冒険の物語/エドワード・ブルック=ヒッチング
¥1,800
出版:日経ナショナル ジオグラフィック 発行:2017年 定価:2970円+税 256ページ ================== 本書で紹介する国、島、都市、山脈、川、大陸、種族などは、どれもまったくの絵空事だ。 しかし、かつては実在すると信じられていたものである。なぜだろう? それらが地図に描かれていたからだ。 神話や伝承として語り継がれていたものもあれば、探検家の間違いや誤解から生まれたものもある。 なかには、名誉のため、あるいは金銭を集めるための、完全な“でっち上げ"すらある。 そのような幻の土地や国、島々は、20世紀に入ってからも地図にたびたび登場し、さらには現代のグーグルマップにも姿を現した。 地図の幻を追う冒険の旅へ、いざ出発しよう。 ◆歴史を翻弄した地図の一例 ・アトランティス ・悪魔の島 ・エルドラド ・オーストラリアの内陸海 ・朝鮮島 ・プレスター・ジョンの王国 ・カラハリ砂漠の古代都市 ・パタゴニアの巨人 ・カルタ・マリナの海の怪物たち …ほか
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ふくろう
¥850
出版:パイインターナショナル 発行:2014年 定価:1500円 15 x 15 cm・160ページ ======================================== おとぎ話の主人公や幸福のモチーフとしても大人気のふくろう。 大自然の中でたくましく生きる、野生のふくろうの姿を中心に、その神秘的な姿を美しい風景とともにお伝えします。 雪原に暮らすシロフクロウから、小さくて可愛らしいスピックスコノハズクなど、約50種を収録します。
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日本建築集中講義/藤森照信・山口晃
¥650
出版/中央公論新社 発行/2021年 定価/1100円 文庫サイズ・413ページ ======================================== 〈ヘンな建築好きの建築家・藤森照信センセイと平成の絵師・山口晃画伯の建築談義〉 〈“なんかヘン” 専門の二人が日本建築を見たら……?!〉 建築家・藤森照信氏と絵師・山口晃氏が法隆寺や日吉大社など日本の名建築13件を見学し、それぞれの魅力を再発見! 路上で磨いた観察眼が冴えわたる藤森センセイのユーモア溢れる解説と、山口画伯の審美眼が捉えた美とほころびの面白さが光る。マジメに学んでおおいに笑って、目からウロコの見学記。「百年前の日本の住まい」を文庫版特別収録 目次 第1回 法隆寺/第二回 日吉大社/第三回 旧岩崎家住宅/第四回 投入堂/第五回 聴竹居/第六回 待庵/第七回 修学院離宮/第八回 旧閑谷学校/第九回 箱木千年家/第十回 角屋/第十一回 松本城/ 第十二回 三溪園/補講 西本願寺
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世界遺産・小笠原/三好和義
¥800
出版:朝日新聞社出版 発行:2011年 定価:2500円 108ページ ======================================== 2011年6月、小笠原は世界自然遺産に登録された。大陸と一度も地続きになったことがない小笠原では生物が独自の進化を遂げ、「東洋のガラパゴス」とも呼ばれている。イルカやクジラ、海鳥たちが集う美しき楽園を、三好和義が撮り下ろす。