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物理学と神/池内了

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出版:集英社
発行:2002年
定価:1100円
新書サイズ・256ページ

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「神の御技」か?物理的な現象か?神の姿の変容と自然観・宇宙観の変遷をたどる刺激的な物理学入門
「神はサイコロ遊びをしない」と、かつてアインシュタインは述べた。それに対し、量子論の創始者ハイゼンベルグは、サイコロ遊びが好きな神を受け入れればよいと反論した。もともと近代科学は、自然を研究することを、神の意図を理解し、神の存在証明をするための作業と考えてきたが、時代を重ねるにつれ、皮肉にも神の不在を導き出すことになっていく。神の御技と思われていた現象が、物質の運動で説明可能となったのだ。しかし、決定論でありながら結果が予測できないカオスなど、その後も神は姿を変えて復活と消滅を繰り返し、物理学は発展し続けている。神の姿の変容という新しい切り口から、自然観・宇宙像の現在までの変遷をたどる、刺激的でわかりやすい物理学入門。

[著者情報]
池内 了 (いけうち さとる)
一九四四年兵庫県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。同大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。名古屋大学大学院理学研究科教授。『泡宇宙論』『観測的宇宙論』『科学の考え方・学び方』『天文学と文学のあいだ』『科学は今どうなっているの?』『私のエネルギー論』『天文学者の虫眼鏡』など、著書多数。講談社出版文化賞、産経児童出版文化賞などの受賞歴がある。

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